「小学校の教育費って、1年間で実際いくらかかるの?」と気になっていませんか。
結論から言うと、公立小学校1年生の我が家は年間304,300円(月約2.5万円)です。しかも一番大きいのは学校の集金ではなく、学童の費用でした。
- 何のお金か分かりにくい学校の集金
- 把握しきれていない学童や習い事の合計
- いくら準備すればいいか分からない教育費
- 平均ではなく実例を知りたい気持ち
この記事では、総務・経理の仕事をしている私が、我が家の1年分の教育費をすべて表にまとめました。学校の集金の内訳から、学童の夏休み料金、6年間で集金が一番増える学年、我が家の積み立て方まで紹介します。

金額を全部書き出してみたら、一番かかっているのは学童だと分かりました。
年間の金額をつかんでおくと、お金に対して少し安心できますよ。
小学校の教育費は年間約30万円

公立小学校1年生の我が家で、1年間にかかる教育費を合計すると304,300円になりました。
学校の集金だけでなく、学童・通信教育・習い事まで入れた金額です。「教育費」と聞くと学校に払うお金を思い浮かべがちですが、共働きの家庭では学校の外で払うお金のほうがずっと大きくなります。
まずは全体の一覧から見ていきましょう。
公立小1で1年間にかかるお金の一覧
我が家の1年生の1年間(2026年度)の教育費は、次のとおりです。
| 項目 | 年額 | メモ |
|---|---|---|
| 学校の集金 | 25,000円 | 口座引き落とし |
| PTA会費 | 3,000円 | 家庭ごと |
| 給食費 | 0円 | 今年度から無償化 |
| 学童の利用料 | 107,700円 | 夏休みは割増 |
| 学童のおやつ代 | 24,000円 | 月2,000円 |
| チャレンジ | 42,600円 | 年払い・タブレット補償込み |
| スイミング | 102,000円 | 週1回・月8,500円 |
| 合計 | 304,300円 | 月約2.5万円 |
金額が大きい順に並べると、学童(131,700円)、スイミング(102,000円)、チャレンジ(42,600円)、学校の集金とPTA(28,000円)です。学校に払うお金は、全体の1割にも届きません。
月あたりに直すと約2.5万円
年間304,300円を12か月で割ると、月あたり約25,400円です。ただし、毎月同じ額が出ていくわけではありません。お金が出ていくタイミングで分けると、次のようになります。
- 毎月ほぼ同じ:学童・おやつ代・スイミング
- 決まった月だけ:学校の集金(6月・12月)
- 夏だけ高い:学童の7月・8月
- 年1回:チャレンジ(年払い)
このように、教育費には波があります。だからこそ、教育費は「月いくら」より先に「年いくら」で見るのがおすすめです。
給食費無償化の影響は年5.7万円
我が家の地域では、今年度から給食費が無償化されました。1食320円で年間180回ほどあるので、本来なら年57,600円かかっていた計算です。
国も2026年4月から、公立小学校の給食費の負担を軽くする取り組み(文部科学省の名前は「学校給食費の抜本的な負担軽減」)を始めています。1年で5万円以上の差は、家計にとって大きな助けですね。
公立小学校の集金の年間内訳

学校の集金は、金額そのものより「何のお金なのか」が分かりにくいですよね。総務・経理の仕事をしていると、お金は「内訳」と「支払いのタイミング」をセットで見るくせがつきます。学校から配られた年間の集金の予定表を、その目線で読み解いてみました。1年生の集金は年間25,000円で、PTA会費を足しても28,000円です。
学校徴収金2.5万円の中身
学校徴収金(学校が保護者から集めるお金)は、1年生の場合4つに分かれています。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 共同購入費 | 13,000円 |
| 校外学習費 | 3,500円 |
| 校外学習積立金 | 3,500円 |
| 教材準備費 | 5,000円 |
| 合計 | 25,000円 |
一番大きいのは共同購入費の13,000円で、全体の半分以上を占めています。名前だけでは中身が分かりにくい項目も、表にして並べると「何にいくら」が見えてきます。
引き落としは6月と12月の2回
我が家の学校では、集金は25日の口座引き落としです。1年生は、年2回に分けて引き落とされます。
- 6月25日:16,500円
- 12月25日:8,500円
6月は、1年分の約3分の2がまとめて引き落とされます。引き落とし日の前に、口座の残高を確認しておくと安心です。
PTA会費は家庭ごとに年3,000円
PTA会費は子どもの人数ではなく、家庭ごとに年3,000円です。兄弟姉妹が同じ学校に通っていても、金額は変わりません。
学校の集金と合わせると、1年生で学校に払うお金は28,000円になります。月にならすと約2,300円なので、学童や習い事と比べるとかなり小さい金額だと分かります。
一番かかるのは学童の年間費用

我が家の教育費で、いちばん大きな割合を占めているのが学童です。利用料とおやつ代を合わせると年間131,700円で、教育費全体の約43%になります。仕事で帰りが遅くなる我が家にとって、学童は欠かせない場所です。ここでは学童の料金のしくみと、何年生まで使うといくらになるのかを計算してみました。
学童の利用料は年10.8万円
我が家が利用している学童は、ふだんの月は月額8,500円です。夏休みのある7月と8月だけ料金が上がり、1年間の利用料は107,700円になります。
| 期間 | 月額 | 合計 |
|---|---|---|
| 4〜6月・9〜3月(10か月) | 8,500円 | 85,000円 |
| 7月 | 10,800円 | 10,800円 |
| 8月 | 11,900円 | 11,900円 |
| 合計 | ー | 107,700円 |
来年度の案内も、今年と同じ金額でした。料金が変わらないと分かっていると、予算も立てやすくなります。
夏休みがある7月と8月は割増料金
7月は10,800円、8月は11,900円と、夏休みの月はふだんより2,300〜3,400円高くなります。学校がない日は朝から学童で過ごすため、そのぶん料金が上がるしくみです。
7月と8月の2か月だけで22,700円かかります。夏休みの出費は旅行やレジャーに目が行きがちですが、学童代も忘れずに予算に入れておきたいですね。
見落としがちなおやつ代は年2.4万円
学童の費用で意外と見落としやすいのが、おやつ代です。我が家の学童では利用料とは別に毎月2,000円かかり、1年で24,000円になります。
月2,000円だと小さく見えますが、年間にすると学校の集金(25,000円)とほぼ同じ金額です。学童の費用を調べるときは、利用料だけでなくおやつ代も確認しておきましょう。
4年生まで続けると約53万円
我が家は、子どもが10歳になる4年生ごろまで学童を使う予定です。今と同じ金額で計算すると、利用料とおやつ代で年131,700円×4年=526,800円になります。
学童4年分の約53万円は、小学校6年間の集金の合計(161,000円)の3倍以上です。
共働きの家庭の教育費は、学校よりも「放課後」にかかることが分かります。
学校の外でかかる年間の教育費

学童のほかにも、学校の外でかかる教育費があります。我が家の場合は、通信教育のチャレンジ(進研ゼミ小学講座)とスイミングの2つです。合わせると年間144,600円で、学童の次に大きい出費になっています。文部科学省の調査でも、公立小学校では塾や習い事などの「学校外活動費」が、教育費全体の約7割を占めています。
- チャレンジ:42,600円
- スイミング:102,000円
- 合計:144,600円
チャレンジは年払いで4.26万円
チャレンジは、タブレットの補償も含めて年払いで42,600円です。年少さんから「こどもちゃれんじ」を続けていて、1年生から小学講座に進級しました。
進級したときの様子や、教材をためないための工夫は、こちらの記事で詳しく書いています。

月払いより年払いを選んだ理由
我が家が年払いにしているのは、月払いより安いからです。チャレンジは支払い方法によって料金が変わり、一括払いのほうが1か月あたりの金額が安くなります。
今の1年生の料金で比べると、毎月払いは月4,080円です。一方、12か月一括払いなら月あたり約2,916円になります(入会時の割引が適用された価格。2026年10月時点)。
続けると決めているなら、支払い方法を選ぶだけで家計の負担を軽くできます。
スイミングは週1回で年10.2万円
スイミングは年長さんの9月から通っていて、週1回で月8,500円です。1年間では102,000円になり、我が家の教育費では学童に次いで2番目に大きい金額です。
月謝は、学童と同じく毎月の給料から払っています。毎月決まった額が出ていくお金は、給料の中でやりくりするようにしています。
総務・経理ママ流の教育費の準備

ここからは、総務・経理の仕事で身についた「お金を年単位で見る」くせを使った、我が家の教育費の準備を紹介します。教育費は毎月一定ではなく、学年や月によって波があります。だからこそ、先に年間の金額を知っておけば、あわてずに準備できるのです。6年間の集金の流れと、我が家の積み立て方を順番に見ていきましょう。
6年間の集金は合計16.1万円
学校からの案内をもとに、1年生から6年生までの集金を並べてみました。
| 学年 | 年額 | 主な内容 |
|---|---|---|
| 1年 | 25,000円 | 共同購入費・校外学習など |
| 2年 | 13,500円 | ー |
| 3年 | 15,500円 | ー |
| 4年 | 25,000円 | 移動教室積立金10,000円を含む |
| 5年 | 52,500円 | 修学旅行積立金34,000円を含む |
| 6年 | 29,500円 | 卒業アルバム代を含む |
| 合計 | 161,000円 |
※2026年度の各学年の金額です。子どもが進級するころには、変わる可能性があります。
6年間の合計は161,000円で、1年あたりにならすと約26,800円です。学年によって金額にかなり差があることが分かります。
5年生は修学旅行積立で集金が倍増
6年間で一番多いのは5年生の52,500円で、1年生の約2倍です。修学旅行の積立金34,000円が加わるためで、7月と8月に17,000円ずつ引き落とされます。
夏に大きな引き落としが続くので、知らないと驚く金額かもしれません。逆に言えば、今から分かっていれば準備できるお金でもあります。
学校の集金は特別費で毎月積立
我が家では、学校の集金を「特別費」として、毎月同じ額を積み立てています。集金は年に数回まとめて引き落とされますが、年間の金額は学校の案内で前もって分かります。年額を12で割れば、毎月いくら用意すればいいかが決まります。
- 1年生:25,000円 → 月約2,100円
- 5年生:52,500円 → 月約4,400円
毎月同じ額にしておくと、まとめて払うときに慌てることがありません。お金に対して少し安心できるのが、一番のメリットだと感じています。

5年生になる前に、積み立て額を月4,400円に上げれば大丈夫です。先に表を見ておくだけで、気持ちがぐっとラクになりますよ。
児童手当は使わずに子どもの貯蓄へ
児童手当は、毎月の教育費には使わず、子どもの将来のために現金で貯めています。インフレ(物の値段が上がって、お金の価値が下がること)で現金の価値が目減りすることは分かっています。それでも全部を投資に回すより、すぐ使える現金が手元にあるほうが安心だと考えているからです。
また、ジュニアNISA(子ども名義で投資できた制度で、2023年に新しい投資は終了)の最後の年に、その年の上限だった80万円だけを投資しました。それ以降は特に何もせず、そのまま置いています。
毎月の教育費は給料から、将来の教育費は児童手当から、と役割を分けておくと迷わずに済みます。どの方法が合うかは家庭によって違うので、まずは「今の教育費をどこから払っているか」を書き出すところから始めてみてください。
小学校の教育費のよくある質問

最後に、小学校の教育費について、気になりやすいポイントを質問と答えの形でまとめました。平均額や給食費の無償化、児童手当など、国の資料で確認できることは出典もあわせて紹介します。我が家の例と比べながら、ご家庭の教育費を考えるときの参考にしてください。
公立小学校の教育費の平均はいくら?
文部科学省の「令和5年度 子供の学習費調査」によると、公立小学校の学習費総額は1年間で366,599円です(2026年1月に訂正された数字)。内訳は、学校教育費74,336円、学校給食費35,774円、塾や習い事などの学校外活動費256,489円となっています。
我が家は学童を入れると304,300円、学童を除くと172,600円でした。ただし、調査と我が家では集計の範囲が同じではないので、目安として見てください。
学校の集金は何月に引き落とされる?
学校によって違います。我が家の学校では、1年生は6月と12月の2回でした。5年生になると、修学旅行の積立が7月と8月に17,000円ずつ引き落とされます。学校から配られる年間の集金の予定表で、早めに確認しておくと安心です。
学童の費用は何年生まで必要?
学童(放課後児童クラブ)は小学生が利用できるしくみですが、何年生まで使うかは家庭によって違います。地域や施設によって、受け入れる学年が限られることもあります。我が家は4年生ごろまでを予定していて、4年間で約53万円の計算です。使う年数を決めておくと、予算が立てやすくなります。
給食費無償化はどこの地域でも対象?
2026年4月から、国が公立小学校の給食費(食材費)を支援する取り組みが始まりました。国が支援する基準額は、児童1人あたり月5,200円(年11か月分)で、保護者の申請は原則いりません。
ただし、基準額を超える部分は、引き続き保護者から集めることができるとされています。くわしくは、文部科学省の案内やお住まいの自治体のお知らせを確認してください。
小学校の教育費は児童手当でまかなえる?
児童手当は、小学生の第1子・第2子なら月1万円、年12万円です(2024年10月からの制度)。我が家の場合、学校の集金とPTA会費の28,000円なら十分まかなえますが、学童や習い事まで入れると足りません。
我が家は児童手当を毎月の教育費には使わず、将来のために貯めています。毎月の教育費は給料から払うと決めておくと、児童手当を貯めやすくなります。
教育費の準備はいつから始めればいい?
答えは「気づいた今から」で大丈夫です。小学校の低学年は、高校や大学に比べて教育費が少ない時期なので、貯めやすい時期でもあります。
まずは学校の集金の予定表を見て年額を書き出し、12で割った金額を積み立てるところから始めてみてください。我が家も、この小さな積み立てで、お金に対して少し安心できるようになりました。
まとめ

公立小学校1年生の我が家の教育費は、年間304,300円(月約2.5万円)です。学校に払うお金より、学童や習い事など「学校の外」で払うお金のほうがずっと大きいことが分かりました。
- 教育費は年間約30万円・月約2.5万円
- 一番大きいのは学童の年131,700円
- 学校の集金とPTAは年28,000円
- 5年生は修学旅行積立で集金が約2倍
- 集金は年額÷12で毎月積み立て
教育費の不安は、金額が見えないことから大きくなります。今夜は、学校の集金の予定表と学童の料金表を出して、1年分の金額を書き出してみてください。明日、その金額を12で割った分を積み立てるだけで、まとめて払う月にも慌てなくなりますよ。


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